今年はロシア文化交流年?

国立近代美術館工芸館で、「友禅と型染」と「クリストファー・ドレッサー」を見てきたわけですが、そのまえに続けざまにロシア美術がらみで見てきました。

1つは江戸東京博物館でやった「ロシア皇帝の至宝展」で、もう1つは東京都美術館でやった「国立ロシア美術館展」。

 まぁこの前に去年、東京都美術館で「大エルミタージュ美術館展」も見てきたし、行きそびれたけど江戸東京博物館で2004年にもエルミタージュ展があったので、なんだかなー、みたいな気もしなくは無いですが。

 まず「至宝展」ですが、クレムリンです。しかしロシア革命で目ぼしいものは没収されたのか宝物蔵から出してこなかったのか、出てきたのは教会絡みでした。ウスペンスキー大聖堂の大司教の衣装とか、ロシア皇帝が即位の時に着たオコジョのマントとか。貂よりオコジョのほうが白い分だけ高級品だった、というか最高級品の毛皮とはオコジョのこととは思いませんでした。王冠なんてありませんでしたね。あとはイコンと宗教行事用の宝物とモンゴル圧政下時代(いわゆる「タタールのくびき」時代ですな)の武具とか。あとは若干の肖像画。
 まぁ目玉の「イースターエッグ」は......うん、まぁ皇帝の皇妃への愛は感じられましたね。

で、「国立ロシア美術館展」ですが、これは実は最後の皇帝のニコライ二世の肝いりで作られた美術館なんですね。しかし、ロシア人が昔は宮廷画家といえども下手だったんだなあ、というのがよくわかるような具合でした。エカテリーナ二世の時代に西洋画を取り入れたんですね。雇われ外国人宮廷画家と比べると、腕の差が歴然です(^^;。
 ちなみに、「タタールのくびき」時代のロシアのトップ(まだツァーリじゃない、傀儡のトップ)の肖像画を「至宝展」で見たんですが、ロシア人をモンゴル人のように描く画家というのもよくわかりませんな。写実主義じゃないにしても全然似てない!(笑)

 ロシア人画家の腕が格段に上手くなるのは革命前夜なんですが、宮廷とか貴族のお出入り画家よりも庶民を描いてる画家のほうがどう見ても腕前が上だというのがあぁぁぁ~。なんとも言えませんな。
 少なくとも出品作品一覧で見る限り、そんな感じです。もしかして革命後にうまく描けている上つ方の絵は「版革命的」で廃棄したのか、それともエルミタージュにでも押し込んだんですかねえ。





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