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zoom RSS 紙の本と電子の本は共存できるのか.....出来るはず、版元が度胸決めれば。

<<   作成日時 : 2010/03/19 12:07   >>

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「読書進化論」@勝間道代と「出版社と書店はいかにして消えていくか」@小田光雄」について


 ということで、これは小田光雄氏の「出版社と書店はいかにして消えていくか」に絡んだ話ですが、「日経ビジネスオンライン」をチェックしてたら、面白い記事があったので。

まず記事のご紹介。


 当方、電子書籍推進派なのは、ブログ読んでる人はなんとなくご了解済みかと思ってます。
 実際に電子書籍は悪くはない。文庫で軽く読める程度の本なら、おそらく図書館から借りるか電子書籍化、という二択になると思います。しかもキンドルとかもうじきでるiPadみたいに「板状でわりと大きくて液晶画面の実サイズが四六判(つまりハード本サイズ)」とかなら小説は読むのも楽々のはず。

  • iPad外形寸法=高さ:242.8mm 幅:189.7mm、つまりAB判とB5週刊誌サイズの中間

  • キンドルDX9.7インチ画面型=10.4 x 7.2インチ=264.16mm x 182.88mm、つまり国際版もしくはA4変形判よりちと小型。

  • キンドル6インチ画面型=8 x 5.3インチ=203.2mm x 134.62mm、つまり菊判と四六判の中間サイズ。


 こないだためしにOzmagazineを買ってiPod touchで読んでみたら、タップして拡大しないとむりだったしねえ(苦笑)。これなんかiPadならほぼ原寸で読めるんじゃないですかね。
 
 で、電子書籍に向いてるモノと上二つの記事で示唆してることはほぼ同じ。適材適所、ということです。
 学術専門書こそ電子書籍化、という声もあります。で、新書なんてのは電子書籍でもいいとおもうんですよね。小説も、肩の凝らないタイプなら電子書籍オッケー。ライトノベルとか、軽めの時代劇小説とか。畠中恵や赤川次郎なんてのも大丈夫かも。西村京太郎とか松本清張...........いけるかな?

 ですが、ハード本で腰を落ち着けて読む/読みたい本、となると、そりゃ紙本です。
 一例を挙げれば、三浦展の「シンプル族の反乱」は電子書籍向き。でも同じ著者の「奇跡の団地 阿佐谷住宅」は紙本向き。井形慶子の「老朽マンションの奇跡」なら電子書籍でも読めそうかな。

「電子書籍が書店を席巻することがあっても、紙の本でなければならない表現があります。紙とインクのにおいがする本は決して無くなりませんよ」とは製本家の上島氏の記事文中の弁。そして、羽鳥書店の記事にもあるけど「ぞんざいな造りの本は売れません」。

 印刷にも力を入れまくった豪華な美術全集や写真集も紙本の醍醐味でしょうな。装丁を凝る豪華本はむろん電子書籍なんて足許にも及びません。そのかわり内容が伴わないと、値段と装丁の意味がありませんが。むろん製本にも注文つけなくては意味がありません。
 ......いやぁ、最近の展覧会でのカタログ見てると眩暈してきますよ。値段のわりに印刷なんてひどいもんですからね。装丁や製本に中身が追いついてない。絵葉書のほうがいい出力してるってなんですか(苦笑)。

 逆に、軽い美術シリーズ写真集、なんてのは電子書籍向きです。半端なカラー印刷出力より写真データそのままを扱う電子書籍のほうが技術的にいいです。

 手を抜いた製本ほど困りものはないです。図書館で本の修理をしてると、だんだん製本の糊が薄く弱くなってくるのが分かります。紙は厚くなってるから、糊が重さに耐えられないんですな。糸無し糊付け製本の技術は、どうやら上島氏が発明したようですが、それにしても製本業界全体のレベルは落ちてますなあ。

 しかし製本屋が手を抜いてるわけじゃなく、版元が経費を落とすことを考えてそれのしわ寄せが製本屋に来るというのも事実。以前、文京区の製本屋で食べていけなくて一家無理心中で家族刺殺した事件がありました。薄利多売は薄利なだけの影響があるということです。


 となると、どうするのか。
 確実に言えるのは、書籍の発行も今流行りの単語でいうところの「仕分け」が文字通り必要なんですよ。電子書籍向きか。紙本向きか。併売だが紙本は少なめなのがいいか。
 広辞苑とか六法全書なんて、簡易製本判と豪華装丁判とあるんです。それと同じように、電子書籍と紙本を仕分けすべきじゃないでしょうか。
 現段階じゃ、電子書籍の『規格』で例のごとく経済産業省と業界がガタガタやってるようですがね。たぶんビデオの規格やTVの規格なみに内紛してるうちに外国にイニシアチブ取られちまうんでしょう、やれやれ(´Д`)ハァ。








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