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zoom RSS ハイソとハイブロウ?

<<   作成日時 : 2009/06/09 23:44   >>

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 え〜と、ネット顔見知り(ネット友達とはあんまし言えるほどまだ付き合いが長くない)んところの記事を読んでて、そういえば「ウェブ進化論」て読んでなかったような気がするなあと。

#「ウェブ進化論」で「進化論」タイトルブーム起きたのかなと思いつつ「読書進化論」読んで個人的には「読書じゃなく本の執筆と販売について書いててタイトルが中味と一致しとらんわと壁に投げつけたい本」と評価したわけですが(苦笑)>過去記事

 ......ウェブに対して技術をそう持ってないし(HTMLの初期文法と、スタイルシートをかじった程度だし)、ウェブの技術は道具を使えそうなのを選んで使うことはあっても日進月歩な技術な話を「進化論」として理解するのはまぁ無理ですからねえ。ということで手を出してなかったんですが(え、そういう本じゃないの?)、なにやら先週あたり「ウェブ進化論」を書いた人がなにやらネットでやったとかやらないとかインタビュー受けたとかいうので、さしあたりITmediaでのインタビュー記事の前編後編を読んでみました。

 .......根本の話がわからん。
 ということで、「騒動」とやらのきっかけの発言が記事からリンクされてたので見てみました(非公開じゃなく公開されてたんだね。会員限定とかじゃなく)。

 .......梅田氏の発言は、実に当たり前の発言でしか無いような気がするんだけど。「理解不明」っていう日本語は変だとは思うけど。
 ただ、世間のどうってこたぁない庶民の呟きを「馬鹿なコメント」と言っちゃあ、その庶民を相手にしてるんだから客商売にならんだろおっさん、とは思うけどね。いくら「社会的地位を抜きにして言う」なんて言っても駄目でしょう。言わぬが花、だったのに言うから薮蛇になる。

 まぁウィキペディアみたら向こうがちょいと年上なんですが、ナニヒトなんだろうかと思ったら、慶応の幼稚舎からエスカレーターで工学部出て、情報科学の修士出た人なんですね。お家柄もお育ちもなかなかよろしい。毛並みがいい、という表現でもいいかも。

 で、冒頭に書いた知り合いのブログ記事で「ハイソ」とか「ハイブロウ」って単語にえらく時代錯誤的なものを感じて、件のインタビューでその単語探したら、たしかにありましたね。
 しかし、日本に「ハイソ」と「ハイブロウ」に該当する人がいるか、と訊かれたら......

 「ハイソ」については「居ても絶滅危惧種」と答えたいですね。「ハイソ」とは「ハイソサエアティ」、つまり「上流階級」です。そんなもの、敗戦と財産税で消滅したに等しいでしょう。知ってる限り、それは現在の皇族と、せいぜいで細川家とか徳川の本家とか。まぁ三井岩崎住友がどうかは知りません。旧三大財閥のオーナー家は表に出て来ませんからね。
 「没落した元ハイソ」はいっぱいいるでしょう。昔、酒井美意子さんの自叙伝読みましたが、終戦後の華族の没落っぷりはすごかったようです。
 「素封家」とか「長者」っていうのはいっぱいいるでしょう。古い言い方したら、三大財閥オーナーだって酒田の本間家だって「素封家」か「長者」と言えるかもしれませんから。あ、麻生総理の家は豪農がベースだったらしいから「長者」かな。
 鳩山家は「成金」=「成り上がり金持ち」かな。

 「ハイブロウ」っていうのは「high brow」で「知識人;⦅軽蔑⦆インテリぶる人」なんだそうです。知識人てのも、今じゃどのくらいいるんですかねえ。たぶん旧制高校から旧帝大を出て高等遊民やってたような人、一例を挙げるなら白洲次郎みたいなひとならたぶん「知識人」なんでしょうけど。世代で言うなら今の80歳より上の世代ですかねえ。しかも当然、庶民じゃなくお金持ち階層の人。
 ああ、白洲次郎なら、「ハイブロウでリッチ」という表現でもいいかもしれません。「ハイブロウ」を基礎にして「ハイソ」の仲間入りくらいはするかな。千家だとどうかなあ。「ハイブロウ」の可能性は高いですが、まぁ「リッチ」ではあるでしょう。「ハイソ」......桃山時代から「ハイブロウでリッチ」になれば「ハイブロウでハイソ」かしらん? 

 梅田さんが「ハイブロウ」好きというのはわかりますね。喋ってて気が合って話の内容がわかれば面白そうだし。あたしだって話が合えば好きですねえ。そういう人と幼少のみぎりから交流があれば、その水にある程度はなじんでるでしょうから、梅田さんの毛並みなら「好き」はいいでしょう。

 「ハイソ」は顧客に居るよ、って梅田さん言ってますが、日本と欧米の「ハイソ」って違うと思うんですよね。「ハイソサエアティ」は本来の形から考えれば支配層で、勤労しないと思われます。お金持ってて勤労するのはカタカナでいうなら「リッチ」なんだと思いますね。ホリエモンは「リッチ」。儲けている医者も「リッチ」。日本人は「リッチ」が多いんだと思う。ビル・ゲイツも「リッチ」だったけど仕事中毒だった。まぁゲイツくんは「ウルトラリッチ」なんだろうけど。
 そうねえ、日本の有名人ならソニーの盛田は「素封家」の息子で「リッチ」で「たぶんハイブロウ」だったんだろ思う。井深は「一般人がリッチになって、もしかしたらハイブロウの可能性大」ってところでしょうか。出井?あれは「リッチ」でしょうなあ。大賀?まぁ「リッチ」にはなりましたな。「ハイブロウ」になったかならなかったか非常に微妙です。「プロフェッショナル」とは思えません。「アイデアマン」ではあったんでしょうけど。

 一般的な医者は「ハイブロウ」かと言われれば、たぶんあたしは「否」と言うでしょう。彼らは「プロフェッショナル」ではありますが、知識は偏ってます。彼らに経済学についてなんか語れと言ったら困ってしまうはずです。「ハイブロウな医者」っていうのは、昔なら森鴎外、斎藤茂吉、今時なら斉藤茂太に北杜夫、なだいなだ、渡辺淳一くらい?(渡辺淳一は作家としてはポルノ屋だと思ってるけど)

 文化人とマスコミが呼称する人たちは本当に「ハイブロウ」か?となると個々人の差が大きすぎるのでなんとも言えませんが。ちなみに将棋の羽生氏は「プロフェッショナル」でしょう。でも「ハイブロウ」であるとは限りません。「ハイソサエアティ」か?......うーん.....「ミドルソサエアティ」?

 「ミドルソサエアティ」というと「中流社会」「中流階層」ってことになるから、最近流行の「下流社会」ってのも連想しますね。「下層社会」っていう表現も有りうるのかな。
 これもまた微妙な気がするんですよね。財産的表現なら「リッチ」「ミドル」「プア」。社会階層でいうなら「ハイ」「ミドル」「ロウ」。知識人、つまり知の表現なら「ハイ」「ミドル」「ロウ」。
 
 そうですねえ、親がリッチでお金を出してくれたからハイブロウに育って、でも自分で稼げないとプア。親がリッチでお金を出してくれてプロフェッショナルに育って稼げるとミドル〜リッチ。で、ミドルソサエアティに所属する。ハイブロウで仕事してきてリッチの仲間入りをする。

 日本てほんと戦後からこっち、いい社会でしたよね。階層の床が基本的にすっぽ抜けてガラガラポンになりましたから。
 問題は、リッチ〜プアの部分とブロウの部分ですね。
 会社のえらいさんたちは自分たちがリッチになることには、ソニーの出井くん以来あちこちで血道上げてるようにしか見えませんが、それでなにやってるかというと、日本社会を破滅させるんじゃないかって気がしてなりませんね。
 国内市場を壊してしまう。だって日本人勤労者にはまともに給料払うの嫌がって、外人労働者入れて、正規職員も減らしている。じゃあ失職したひとたちはどうするのか。なにも買わないですよね。つまり日本市場を叩き潰しているわけです。そうしたら需要が全体として低くなるからますます社会は雇用が減って崩壊します。で、知の面は当然縮小します。食べる方が必須ですから。

 そしたらますます日本人は貧乏になります。働く為の知識すら習得怪しくなりますから。そうなったら国力はどうなるでしょう。ステップ書いていくのが面倒なのですっ飛ばして書くなら、円は弱くなり、国力は当然落ちて、例えばトヨタは輸出で食べて行くことになりますが本社だけが日本にあるんでしょうか? でもそうなったとき、日本の金融機関にはおそらくお金ありません。トヨタとかの預金だけ。財政も大企業に頼る? そしたら企業は日本から脱出しますよね。でもそうした時、上場企業が非上場になって外国に行くのか、NYあたりに上場して行くのか。
 そうした時、トヨタは豊田家だけでキープ出来ず、おそらく役員も全部日本人から入れ替わると思います。まぁ「そんなのはオレが死んだ後だろうから無問題」っていうことかもしれませんが。

 梅田氏みたいな人は国外に脱出するかもしれません。でも国外での競争って......日本以上ですよね。そのなかで本当に生き抜けるのかな。脱出した日本人。

 .......そろそろ株主総会の季節でもあって、総会の資料で役員の年俸とか賞与の過去データとか見てるとなんか無性に腹立ってきました。
 ちなみに「ウェブ進化論」、アマゾンのレビュー読んでるだけでもけっこう面白いです。



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筑摩書房
梅田 望夫

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