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zoom RSS 「読書進化論」@勝間道代と「出版社と書店はいかにして消えていくか」@小田光雄

<<   作成日時 : 2009/02/18 00:42   >>

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 えー、書く本がよく売れていると噂の勝間和代女史。
 たまたま「読書進化論」という本を見つけたので読んでみました。能書きが「ウェブと読書とどっちがいいか」みたいな話だったので期待したんだけど、見事に外れてしまいました。

 ていうか、あれじゃタイトルと中身が全然違う罠(゚д゚)マズー

 小学館の公式サイトの「読書進化論」に出てる感想文を見てもそれがわかります。
 アマゾンの「なか見!検索」を見ても違う。
 あのタイトルなら「読書で進化するということなのか、読書というものがいかに進化したかという話なのか、ウェブとの競合で本から読み取るとはどういうものかって話か」と思うじゃないですか。
 しかし現実は「読むだけじゃ面白くないから、あなたも書く側に回って本を出しましょうよ」というプッシュ本でしたね。


読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書)
小学館
勝間 和代

ユーザレビュー:
ウェブ時代の読書論■ ...
「進化」ノウハウに期 ...
出版を目指しているひ ...

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 ......いったい、それはネットで発信するのとどこが違うのかと。
 ISBNコードついてかっこいいとかですかね。
 でもそのためにどれだけのエネルギーを他人に背負ってもらうのか。営業してもらって出版社に在庫してもらって、それで売れるような本を書けるのか。全部お金の絡んだ話になるんですけどねえ。

 書けなかったら絶版になるだけです、それでも構いません。って?

 それなら同人誌でも個人誌でもコピー印刷して製本してその筋で売り子して売れと。有明ビッグサイトで最大規模の同人誌即売会あるじゃないかと。似非自費出版社に騙されての自費出版の悲哀を知らんのかと。
 いったいなんのためのネットでの自己主張が発信出来る技術もサービスもあると思ってんでしょうか。

 ああでも、大手出版社の小学館がこういう本を出すということは、小学館としては売る「弾」が欲しいということなんでしょうなあ。玉石混淆は問わないと。書く方もそれで金稼げますよ、みたいな。

 しかし片方ではこういう話もある訳ですが。


出版社と書店はいかにして消えていくか―近代出版流通システムの終焉
論創社
小田 光雄

ユーザレビュー:
このままでは、どこで ...
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 これも「なか見!検索」出来ます。むしろこっちを読むべきでしょう。書店と取次は今やバブル崩壊の時のゼネコンと銀行の関係に等しいとまで書かれています。取次と出版社の関係は.......どっちかこけたら相方もこける、いわば運命共同体状態ですな。
 この状態がかれこれ20年保ったというのは、取次の体力のおかげか、出版社が雑誌の広告掲載料で稼いできたからか。
 はっきり言って、「読書進化論」の対極にあります。というか、この本に出ている販売データとか見たら「読書進化論」どころの話じゃありません。
 いやぁ、世の中に書店そのものがどのくらい生き残れるかという具合ですね。出版社間競争に明け暮れてたら、気がついたら売ってくれる場そのものが消滅してるかも。という話になりかねません。
 そうねえ、有望鉱脈を巡って多国間でドンパチしてたら、気がついたら鉱脈そのものを全員のミサイル攻撃で底の底まで吹っ飛ばしてた、みたいな。

 まぁ、そうなったら電子書籍にしますからいいですっていうのかもしれませんね。
 少なくとも紙代もインク代も書籍管理の倉庫代も運送代も要りません。いるのはサーバーの管理技術と販売・課金システムと著作権管理システムだけです。

 .....ウェブと読書が融合してしまいますよ。パソコンやPDAでテキストデータなりPDFなり読むんですから。それだけでも「読書進化論」の前提が崩れてしまうような気がします。

 ちなみに「読書進化論」は2008年10月に出ました。
 「出版社と書店はいかにして消えていくか」は初版は1999年だそうです。改訂版は2008年3月に出ました。その直前に草思社と新風舎が民事再生法申請して、とくに草思社の件の衝撃は出版業界にはそれなりに大きかったようです。
 出来れば勝間さんには、まずこの本を読んでから「読書進化論」を書いてもらいたかったなあと思いますね。


 と、彼女はいつもネットで反応をチェックしてるそうですから、キーワードをいっぱいぶら下げてみました(苦笑)。






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