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zoom RSS 経済的発展とひきかえたもの

<<   作成日時 : 2008/07/10 00:32   >>

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 我が家にはかれこれ20年は使ってる職業用直線縫いミシンがあります。以前はさらに年代物の(かれこれ40年は昔の)家庭用ミシンがあったんですが、ミシン台捨てるときにうっかりミシンごと捨てちゃったんですね。機械は壊れてなかったんですけど、台から外せるっていうの忘れてて......(まる母が)。
 で、機能の向上したのが欲しいなあということで(ボタンホールとかジグザグとかまぁいろいろ)今日、某大手手芸店舗に行ってミシンの説明を受けてきました。店では毎日デモンストレーション兼ねて大手メーカーの営業が張り付いてるというので........。

 で、そこでベテラン営業さんに言われたこと。

「20年前の職業ミシン使ってたら、今のコンピュータミシンなんておもちゃみたいな代物で、使っててもイライラするだけですから、今の機械を大事に使ってください」

 (゚Д゚)ハァ?と思ったんですが、針目からなにから、今は昔に比べて劣化してるそうです。上位3社でも。
 ちなみにそのぐらい古いと、当然日本製です。ボディは鋼鉄製です。まぁ20万くらいは予算覚悟してたんですが.......一挙に萎えたなあ。

画像

 そしたら、夜の某番組で、日本の会社が中国に工場出したけど人件費値上がりでとっととベトナムに工場引っ越して安い製造コストでミシン作るようにしてるとか言ってたんです。それもまた上位3社のうちの某社でしたが(画面で社名縫い取りした上っ張り着てたからほぼ確定)。下請けはベトナムの現地企業で、部品製造の教育が大変そうでした。

 ああ、こうやってコスト削減といいながら、実際には技術をぽろぽろと無くしてきたんだなあと思いましたね。夕方、ニュース番組で浴衣が若い人中心に流行ってるが、最後になったら自分で縫って着ている、という話で、アナウンサーが「大変ですねえ」ってしきりに感心してましたが、そういえば我々の年代だと中学校か高校の家庭科の授業で浴衣縫ってたんだよなあ、とふと思い出したりしました。当時は浴衣なんて、民宿に泊まるか盆踊りのときしか着ないという雰囲気でしたけどね。
 今だと家庭科ってなにやってるんでしょうか。今は男女混合授業でしょうし、我々の頃は男子は技術、女子は家庭科で、やる内容とか全然違ってたんですよね。あの番組に出てきた一般の人たちはたぶん家庭科で裁縫やってた同じ年代もいたと思うんですけど学校の授業で浴衣は縫わなかったんでしょうか。
 
 昔、岐阜あたりは日本の縫製工業の中心地だったそうですが、今はもう見る影も無いと聞いた事があります。仮に工場があっても縫ってるのは中国から出稼ぎに来てる人なんだそうです。服飾デザインて日本の学生にも人気あるそうなんですけどね。

 しかし考えてみると、人件費削減を名目に、日本のメーカーはみんなラインを中国に持っていって、そこから日本の人件費抑制が始まってきたんですよね。そして行き着く先は、工場への派遣労働で働いてた日本人が人生に絶望して秋葉原で八つ当たり的に殺傷事件を起こした、先月の事件だったような気がします。人件費落としたから「家族養うどころじゃない」というムードもあって子供も減ってるんだと思うんですが、それじゃ日本の経済発展が支えられないから、外人労働者を移民の形で1千万人入れようと言う話も経団連から政府にプッシュされてるそうです。これって東京都の都民人口分、もしくは東北地方全6県とか中国・四国地方全9県分の人口にあたります。

 ........でも工場は外国にあるのに、なにの労働者を入れるんでしょうか。インフラ維持の労働者?それとも医療分野?ホワイトカラー労働者?農業労働者の予定でしょうか。
 単に「儲ける」ということにだけ、日本の社会はいろんなものを注ぎ込んできたような気がします。本当は「国が栄えるとかどういうことか」とか「国民が幸せになるとはどういうことか」っていうのを、政治家も官僚も一般国民も考えるべきだったんでしょうが、なんとなく「お金さえあれば幸せになれる」っていう意識が大きかったような気がします。
 そういえばテレビで中国人がベトナム人労働者相手に「働いて金を稼げれば、好きなものも買えるし生活も楽になるし、がんばって働け」と発破をかけて成果主義で働かせて、日本企業と張り合ってると言ってましたが、日本人(特に企業経営者)もいつまでもその意識だけで社会を動かしてきたのかもしれませんねえ。ほんとは「衣食住足りたんだからこれからは礼節を満たす」という段階にたどり着いてたのかもしれないのに。
 なんか殺伐さに拍車かかってるなあ.........








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