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zoom RSS 「気候変動+2℃」

<<   作成日時 : 2007/08/04 23:14   >>

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 ヒートアイランド現象について、まぁこのブログでもブツブツ言ってますが、日経新聞の書評で「気候変動+2℃」という本があったので図書館で取り寄せてみました。

 西暦1861年から1890年までの地球平均気温を基準0とし、1900年から現在まで摂氏何度温度が上がってきたか、気温上昇の結果なにが起こりつつあるか、を見開き年表のかたちにしてあるものです。
  ちなみに、記載によると

  • +1℃=クイーンズランドの熱帯雨林が50%半減し、アフリカで作物収量が減少
  • +1.5℃=インド洋のサンゴが死滅し、グリーンランド氷床の全面融解が始まる。
    世界的に水不足が始まる。
  • +2℃=世界で穀物生産が低下して食料価格が増大。
    マラリアを媒介するハマダラ蚊の生息地域が広がり、マラリア患者が増大する。
  • +2.5℃=アマゾンが砂漠化し、中国北方森林が消滅
  • +3℃=世界人口の50〜60%がデング熱感染の危険。海洋大循環海流の停止
  • +4℃=アルプスの氷河消失

なんだそうです。

 で、西暦2001にはまだ摂氏0.85度上昇でしたが、2004年には摂氏1度突破しました。ページのグラフ目盛りから見ると1.25℃上昇ってところですか。
 「2010年宇宙の旅」の2010にはシュミレーション予測では1.4度上昇です。

 しかし「たかが2℃」とか思ってはいけないようです。というのは、夏に40度まで上昇している日本ですが、冬も暖冬ということは平均気温が上昇しているということです。桜の開花が年々早まるのは、ようするに桜の開花スイッチの入る温度に到達する日時が早まっていることです。温帯の日本でそれでは、熱帯地帯での平均気温上昇の数値はもっと凄い可能性もあります。南北極点以外が温まれば、狭い部屋のなかで暖房するのと同じことで、極点の温度も上がりますねえ。極点から熱帯地方までひっくるめて気温が2℃あがるわけです。
 人間の生存可能地帯、少なくなりますなあ。

 ちなみに、摂氏1度を突破した2004年前後ですが、

  • 2003年:フランスに40度の熱波が襲来して1万5千人の死者
  • 2004年:中国広東省で50年ぶりの大干ばつ。
    日本には夏場最高記録の台風10個上陸
  • 2005年:ハリケーン「カトリーナ」がルイジアナ直撃。温度計での気温測定が始まった1861年以降、1998年に次ぐ猛暑の年

だとか。

 なんにしてもあまり世界的に気温をあげないようにしよう、と思えば、電気も二酸化炭素も無駄遣いしないようにしよう、となりますが、この本が実に特殊な立場にいるのは執筆者よりも協賛者を見るとわかります。

 執筆したのは国立環境研究所、東大生産技術研究所、それと環境学関連の学者です。まあとこの本、全国の小学校、中学校、高等学校、養護学校、聾学校、教育委員会へ寄贈されてるんですが、そのための協賛企業は

アサヒビール、NECフィールディング、キヤノン、コスモ石油、三洋電機、セイコーエプソン、積水化学工業、ダスキン、TIS、JR東海、東京海上日動、東レ、トヨタ自動車、日東電工、日本興亜火災、富士写真フィルム、松下電器産業、みずほFG、三菱東京UFJ

とそうそうな顔ぶれですが、マスコミとゼネコン関係がいません。都市のヒートアイランドはゼネコンと都市計画の行政担当が努力しないと解決しない問題なんですが、特に日本のゼネコンは使える建造物もスクラップ&ビルドして生きている業者です。そして報道を担ってこういう啓蒙活動をすべきマスコミ、特にTV局がスポンサーとして居ないのは、彼らが現実としてエネルギーを24時間365日、深夜もなにも構わず番組放送という形で無駄に垂れ流している部分が多いからじゃないでしょうか。自覚してるかどうか知りませんけど。

ほんとは彼らが動かないと日本から地球環境を守るということは不可能だと思うんですけどねえ。







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